1965年、変わりゆく時代の中で一番大切なことは次代を託す子弟の教育にあるという、創立者・(故)細田七五郎の信念から、秋川流域で初の東京都認可幼稚園として、秋川幼稚園は誕生しました。戦後日本が経済成長を続け市街化の波が広がる中でしたが、当時のこの地は、まさに手付かずの自然や農地が残った自然郷でした。細田がそんな不便ともいえるこの地を創立の地としたのは、緑豊かな山ふところに抱かれた秋川の清流が眼下を流れるこの地こそ、幼児の健やかな成長のために最適な環境であると考えたからです。当時は幼児教育の重要性がようやく認識され始めたばかりの黎明期、創立には幾多の困難がありました。しかし細田の幼児教育にかける情熱と地域の方々の多大なる協力によって、小さな第一歩が踏み出されたのです。
爾来38年、変わらず流れ続ける秋川の流れと同様、子どもたちの健やかな成長を願う創立の精神とともに歩んでまいりました。21世紀、これからは、ますます人間性が重視される時代になるでしょう。そうした時代だからこそ、雄大な自然の中でのびのびと、人間らしく生きる力を身につけてほしい…。悠久の流れは昔も今も変わりませんが、一瞬たりとも同じ水ではありません。38年の伝統を生かしながら常に新鮮な気持ちで保育に取り組み、秋川の流れとともに、いつまでも心のふるさとであり続けたいと、私たち秋川幼稚園は考えています。
創立時からの旧園舎
ぬくもりのある木造の平屋建園舎は、子どもたちの安全を願う気持ちから、大変頑丈に作られていましたが、創立20周年を機に現在の新園舎に改築されました。